corsappoi blog

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アクセスは結構あるにもかかわらず、相変わらずコメントがつかないという寂しい状況が続いている。なんて思っていたら、非公開コメントをいくつか頂戴していた。非公開コメントは管理ページからしか確認できないために気づかずにいたのだけれど、それらはすべて5月13日のエントリーで、ゲイがどーのとか身の危険がどーしたとか書いたことに対するものだった。残念なことに返信アドレスも書かれていないので、ここでまとめて返事をしようと思う。
まず、あの記述についてだけれど、ボクはある程度は意識して書いた。というのも、検索エンジンからのアクセスをたどっていくと、「fassa」、「fassa bortolo」ときて、いきなり「男尻」である(ものすごく多いのだ)。明らかにそっち系である。ま、そういうキーワードで引っ掛かるこのブログの内容的な問題はさておき、モニターの前でハァハァしながらこのブログを見ているそっち系の人に対して、「このブログにそういうネタを期待しないでね」と暗に伝えたかっただけだ。悪気はない。

むしろボクはセクシャル・マイノリティも含めて、社会的にマイノリティといわれる立場の人たちの存在を常に意識できる人間でありたいと思っている。なぜなら、深刻度の差は比べようもないけれども、ロードバイクに乗るボクらだって交通社会のなかではマイノリティとして位置づけられるのだろうし、スポーツの世界においても、とりわけ日本ではマイノリティといえるからだ。
一時期、サブカル系の書籍出版社に勤めていたこともあって、いわゆるセクシャル・マイノリティの知り合いも多い。ヘテロ・セクシャルがマジョリティであるという前提で話を進めてしまうが、マイノリティのなかにも、さらにさまざまなタイプがあることも知っている。ゲイ、トランスセクシャル、トランスジェンダー、トランスヴェスティ、アンドロギュヌス……と、それらを一括りにしてセクシャル・マイノリティとして位置づけるのも失礼な話だなぁとか、その程度のことは考えられる。
セクシャル・マイノリティに対してだけでなく、ボクは日ごろから道路や駅のホームの点字ブロックの存在が気になるタイプだし、電車に乗ったときだって、プライオリティシートの近くで携帯電話をいじっている人がいれば必ず注意する。日本には心臓のペースメーカーを使用している人が約30万人いるのだけれど、その数は人口比だと400人に一人という計算が成り立つ。通勤時の200%を超えるような乗車率を考えれば、一車両に一人はペースメーカー使用者がいてもおかしくはない。ボクが注意すると、「私の携帯は通話できないモードにしているし、そもそもペースメーカーに影響は与えない機種を使っているから」と自信満々な答えが帰ってくることもあるが、「それは君にしかわからないことだよ」と。実際にペースメーカーを使っている人からすれば、電車の中での唯一の避難場所であるプライオリティシートの近くで、他人の携帯電話が見えるだけでも恐ろしいのだそうだ。だから、電源をオフにして、見えない場所にしまうのが正しい。と、かなり無理してモラリストを装いながら、ボクはマイノリティたるペースメーカー使用者を守ろうと努力している。相手が「なるほど、そういうことだったのか」と理解できる言葉で、納得するまで説明している。本当に差別や偏見や無関心をなくしたいのなら、そういう地味な努力を続けるしかないのではないか。
かく言うボクではあるが、そんなふうに理性的かつ冷静に相手に対して理解を促すなんて芸当ができるようになったのは、つい最近のことだ。じつは若い頃はずいぶんと無茶なことをしてきた。ロードバイクで走っていると、無意味にクラクションを鳴らされたり意図的に幅寄せされるということがよくある。そういうことがあるたびに相手のクルマを何キロでも追いかけ、運転席から相手を引きずり降ろして胸ぐらをつかみ上げながら、「クルマの何が偉いんだよ!」と、そんな手荒な啓蒙をしていた時期もあった。何ともお恥ずかしいかぎりだが、弁解させてもらうならば、当時ロードバイクに乗っていた連中にとって、それはごく一般的な挨拶というか、流儀だったのだ(でしたよね……たしか)。でも、それで状況は好転したのかというと、何も変わりはしない。たまたま貧乏くじを引かされた誰かが、「ああ、細いタイヤの自転車に乗ってる人ってコワイなぁ」と思っただけの話だ。そう考えるとバカらしいので、ボクは感情に任せるような行動をとることはやめた。
「だから君もそうしろ」と押し付けるつもりはない。同じマイノリティからの脱却を計ろうともがく立場の者として、ただ単にボクの考えを伝えたかっただけだ。
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2005.05.20 17:28 | journal | trackback(0) | comment(0) |












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