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このところ、ボクはまるで研究者のように仕事部屋に篭りっきりだ。あまり没頭しすぎるのもいかがなものかと内心では思っている。本当は気分転換に散歩程度はした方がいいのだろうけれど、そんな時間はない。もったいない。だから、せめて音楽(いわゆるBGM)ぐらいは欠かさないようにしている。
ボクの聴き方は、「今日はUK SOULだ!」とか「今日はMOTOWNでしっとりと」とか、その日の気分でジャンルを決めて10枚ほどCDをピックアップし、デスクの上にドサッと積み上げては片っ端から聴いていくというスタイルだ。じつは節操のないことに、ボクはバロック以前のルネッサンスからラップまで何でも好んで聴くという雑食なので、こういうやり方で聴き倒していくのが最も適しているらしい。
「やっぱロックだぜ! ロック命! ロック最高!」みたいな、頭のてっぺんからつま先までロックな人生に憧れないこともないけれど、むしろ雑食的にさまざまな音楽を楽しめる自分の方が幸せだと思う。ただ、何でも受け入れる雑食だからといって、それはこだわりがないということではない。それに、特別な思い入れを抱かずにはいられないアーティストだって存在する。まず、バロックならばバッハだ。これはボクにとって「命」に近い存在かもしれない。ロマン派の時代ではブラームスが最高。とくに鬱に効くらしいから、それっぽい傾向にある人にはお勧めだ。ロマン派の次はいきなり現代に飛んで、ビートルズ、ジョン・レノン、スティーヴィー・ワンダー、ジギーの頃からのデイヴィド・ボウイ、ポール・ウェラー、10CC、レニー・クラヴィッツ……と、これまたきりがないのだが、こうやって名前を列挙してみると、どうもボクは型にはまらないというか、アルバムごとに作風がコロコロ変わるタイプのアーティストを好む傾向にあるようだ。
なかでもとりわけコロコロ変わる代表格がポール・ウェラーといえるだろう。ジャム、スタイル・カウンシルを経て、現在はソロとして活動中の彼だが、そもそもはパンク・ムーヴメントを追い風にモッズ路線をひた進み、それがいつしかロックとなり、スタイル・カウンシルではただのオシャレさんになり、ソロになると今度はR&Bに限りなく近いロックに出戻るという流転の約30年間(まだ終わったわけでははない)。そんな彼の音楽は、半端に聞きかじった程度の批評家たちからは常にこき下ろされきた。「ポリシーが一貫してない」だの「前作に比べて云々」だのと。けれども、ボクには彼の根底にあるスピリッツが理解できるので、誰が何と言おうと聴き続けてきた。ボクにはわかるのだ(気のせいかもしれないが)。彼の表現しようとする音楽のレベルは、おそらくものすごい高みにあって、それがゆえに、往々にしてジャンルの枠組みを超え、ファンの期待するレベルを超え、批評家たちの想像をも遥かに超えてしまうということなのだと。
「ロック」とか「ジャズ」とかいうのは、あくまでも音楽を表現するための手法にすぎない。そもそもがジャンル分けなんて、音楽に経済活動をさせるために後付けしたものでしかないのだ。肝心なのは表現そのものであって、手法ではないはずだ。だから、あるときはパンク系ロック、あるときは正当派のロック、そしてあるときはアシッド・ジャズ、で、何が悪いのか? むしろファンのご機嫌を伺いながら、ファンの期待する程度の範疇に自らの表現を留めておくことの方が不自然ではないのか?

じつは、今日はポール・ウェラーの日(その第1弾)だった。本当は仕事に没頭するべきなのに、そんなどうしようもないことを延々と考えさせられながら、1977年のジャム「In The City」から聴きはじめて、1984年の「Our Favorite Shop」まで来た。そこまで来て、ボクは重大なことに気づいた。「これじゃあ仕事にならん!」という事実だ。まったく余計なことばかり考えてしまうだけでなく、ついつい聴き入りすぎて疲れてしまうのだ。残念だけど、君はBGM向きではないんだなポール君……。
「手を抜く方が疲れる」とは、かのキムタクの「名言」として広く知られるところである。キムタクがそう言ったところで、安易にリスペクトできてしまうようなメンタリティは持ち合せていないけれど、ポール・ウェラーあたりが言ったとなれば話は別だ。素直に「なるほどね」と頷けるだろう。
聴いてもらえるはずだった残りのCDを片付けながら、ボクはあらためてポール・ウェラーの偉大さを確認していた。
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2005.05.18 09:56 | my favorite | trackback(1) | comment(4) |

ウェラーにとって音楽とは人生そのものと自分は勝手に解釈している。ポリスの頃のアンディ・サマーズがアメリカンロックを受け線狙いの産業ロックと雑誌の紙面で言ったことがあった。当時この言葉の対極だったのがTHE JAMだったと思う。アメリカへの進出は全く興味を示さず活動の拠点はずっとイギリスだった。来日した時の話しと言えば空港からコンサート会場に直行してリハを行い、そのリハも客を入れて本番さながらの演奏だったことは有名だった。さらにその後2回の公演を行っていた。来日アーティストが町にくり出し買い物するネタもしばし目にしたが彼らは違っていた。音楽活動の為に来日しているのだと言わんばかりの行動内容だったことを今でも覚えている。当時からポール・ウェラーはとても高い所を見ていたに違いない。そして今も。ですよね。

2005.05.19 23:57 URL | totoly's #- [ edit ]

>totoly's
さすがに喰い付くところが違いますな(笑)。
そう、ストイックなんだよね。ひたむきで。ロードレーサーに乗ることと通じるものがあるような気がする。
しかしtotoly'sがコメントしてくれたから思い出しちゃったんだけどね、そういえば大昔、アルファビルのチームのプロモーションビデオみたいの作んなかったっけ? あれでスタカンの『My Ever Changing Moods』を使ってたような……。

2005.05.20 00:16 URL | kuro #- [ edit ]

コメントありがとうございます。歳とっても追っかけやってます。(笑)今後ともよろしくお願いします。

2005.05.23 01:22 URL | hyuma #FKdQNcU. [ edit ]

>hyumaさん
こちらこそ。
見てのとおりの自転車メインの多趣味系ブログですが。

2005.05.23 17:53 URL | kuro #- [ edit ]












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形式評議会
Paul Weller を最初に聞いたのは実はここから。My Ever Changing Moodsを会社の同僚から教えてもらって聞き出しました。その後 The Jam にさかのぼり、今にいたります。UKオリジナル7inchを全部そろえようという暴挙にでたため、かなり散財しました。何セ、このころの師匠

2005.05.22 23:01 | hyuma

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