corsappoi blog

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気がつけばすでに5月。「今日こそは何が何でも更新しなきゃ」と思い続けて、早や二ヵ月半になる。前回の記事をエントリーした時期は、まだ最高気温も10℃に満たなかった気がする。それが今では20℃を越えるのが当たり前になった。ボクの住むマンションのすぐ前の敷地にはアオギリの大木がそびえ立っているだけれど、その若葉が日に日に面積を拡げていくのを見るたびに、自分の不甲斐なさに落ち込む。
あの出来事以来ずっと記事を更新しなかったことで、大勢のオーディエンスの気を揉ませ、そして心配させてしまった。
「あくまでもこのエントリーの記事はボク自身のためだけに書くつもりだ」と断っておいたにもかかわらず、励ましのコメントをつけてくれた人もいた。本当はいただいたコメントの一つ一つにレスしたいのだけれど、どうやらあのエントリーそのものがボクにとって強烈なトラウマになっているようで、書きたくても書けないのだ。申し訳ない。
非公開の形式でコメントをくれた人や、直接メールを送ってくれる人も多かった。あえて何も言わずに、ボクが自然と回復するのを静かに見守っていてくれた人もいるだろう。形として目に見えるものは存在しなくても、気持ちは十分に伝わっている。だから、この場を借りて一言。
皆さん、ご心配をかけてすみませんでした。そして、ありがとう。

今回の一件で、ボクはライフログとしてブログを書いていくことの残酷な一面を見た気がした。あれから何度も更新しようと試みて、PCのモニターに向き合ってはみた。でも、それらしいことを書いてはみても、なぜかエントリーするという段になって躊躇いが生じてしまう。あきらめて一旦削除しては、また書き直すということの繰り返しだった。
気づかれた方がいたかどうかは定かではないが、CSSに手を加えてブログのデザインを二度ほど変えた。「見た目の雰囲気を変えれば、ちょっとはいい気分ですらすらと書けるのではないか」などと甘い期待を抱きつつ。しかし結果はご承知のとおりだ。自分の情けなさに辟易としながらも、これはまさしく「乗れていない」ときにかぎって、意味もなく自転車をいじりたがるダメな人の行動そのものだなぁ……なんて考えて、まるで他人事のように苦笑いしたこともあった。
でもそれはあくまでもこのブログでの話である。もうずいぶんと前から、ボクはいつもの日常を取り戻していた。心優しい友人が、半ば強引に土俵に引き上げるような格好で「急ぎの仕事」とやらを与えてくれたお陰なのかもしれない。今は紙媒体での仕事に加え、メインユーザーをロードバイクのビギナーに絞ったウェブサイトを立ち上げるために、DreamweaverMXと格闘中というところだ。
花見の時期には息子のバイオリンの先生の123さんも誘って、みんなで野川公園に遊びに行った。友人と会ってくだらない話で盛り上がったり、飲み会やパーティなんかにも出掛けている。PCも新調した(自作だけど)。今度のはPen4の3MHzのCPU、メモリは1GBだから、ストレスなんてものの存在すら感じることはない。快適だ。結構アクティブに自転車にだって乗っている。ホイールも組み替えたしバーテープも巻き直した。スネ毛も剃ったしサドルも3mm上げた。ベルナールを失った寂しさは事あるごとに感じるけれども、公私ともに以前のような充実した日々を過ごしている。でも、ブログだけはダメなのだ。
アルファビル(例のボクが所属するチーム)では、あるメンバーが自サバを使ってチーム員専用のBBSを運営しているのだが、そこで以前と変わらぬ俺様モードで書きたいこと書きまくるボクに対して、「いいんですか? そろそろ再開しなくて」なんてたしなめる声も出てきた。ゴールデンウィーク前にサイスポの菊地ちゃんと会って朝まで話し合ったときも、「kuroさんのブログ、結構業界の人も見てますよ」なんて、暗にプレッシャーらしきものをかけられたりもした。追い詰められていることを感じながらも、「いいさ、そのうちまた書けるようになるときが来るんだろうから」なんて開き直るしかなかった。
そんなある日、オランダの友人から電話が入った。チーム・アートネイチャーで走っていた荻島美香だった。美香はエキップ・アズミノの結成メンバーの一人だった元オランダ・ナショナルチームのSjaakと結婚し、それを機にオランダに移り住んだ。今では名前もMika vd Loop(ミカ・ファンデループ)となり、二児の母親でもある。彼女とは、ボクが某誌でやっていたロードバイク・インプレッションのレギュラーメンバーとして参加してもらって以来、ずっと付き合いが続いている。お互いの近況報告にはじまり、それぞれの子供の成長について、そして昔話を延々と。途中、シマノ・メモリーコープの山本選手から美香の別回線に電話が入って中断したものの、ボクらは約1時間ほど話をした。
で、わざわざ国際回線で電話してきた用件は何だったのかというと、ブログのことだった。あのどん底な出来事以来、一向に浮上する気配を見せないボクを心配して電話したのだという。美香のPCでは、ボクのブログを閲覧することはできても、日本語入力はできないので、コメントをつけたくてもつけられないということだった。
ボクはブログというものは記事をエントリーするブロガーと、それに反応してコメントをつけるオーディエンスとの双方向からのやりとりによって成立するコミュニティのようなものだと思っていた。もちろん、その背後には「閲覧するだけ」の人が多数存在することもわかっている。でもそれは、何か発言しようと思えばできるのだけれど、さしあたって語るほどのこともないということだと理解していた。しかしオーディエンスの中には、美香のように物理的に言葉を発することが不可能な環境にある人もいるのだ。そういう人たちからすると、ボクの行動はどう見えたのだろうか……。
そんなさまざまな経験をして、葛藤を繰り返した。自分なりに落ち込んだり、反省したり、または開き直ったり。でも、「たかがブログ」ではあるけれども、生半可な気持ちでとらえるべきではないということは、しっかりと心に刻んだ。
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2005.05.05 10:00 | blog | trackback(0) | comment(4) |

kuroさん、お帰りなさい。
お気持ちお察しいたします。

以前、kuroさんの初めての投稿文に対してわざわざコメントを入れたことがありますが、ブログで本業の方が本業のことも含めて自分が誰だかわかる範囲で書かれていることに不安を感じていました。

ちなみに、私は nasubi である以外の何者でもありません。ネットの中でだけ生きている人物なのは事実です。基本的に本業に近いことは書きますが、本業自身についてのコメントは控えています。そうしないと、好きなことも何も書けない昨日までのkuroさんになっちゃうのがわかっているつもりだからです。

でも、そこを敢えて乗り越えて再開されたことは本当に嬉しい限りです。

バナーの色など時々更新されているので、きっと仕事が忙しいだけなのだと思って敢えてコメントも入れず待っていました。

実像と虚像。私を知っている方がご覧になっている分は実像と写ってしまうので悩んでいるところです。私は基本的には自分にとってマイナスに見られることは書かないようにしています。こうやってプラスのことばかり書くことで誤解を招くことも多々あります。でもプラス思考で本業ではないことをプラス思考で考えることで、本来の自分を振り返ったり、何か新しいことが閃いたりする楽しみが好きです。

私も虚像ではなく実像で一度潰れかけた人間(サバイバー)です。せめて、虚像でしっかり生きることで実像の回復を目指しています。

私は元研究者でした。大学で教科書や参考書に載っていることは必ずしも事実ではないことを知り、自分の限界も知りました。自分は自分であって他の何者でもないただ唯一生きている証は妻がいて子どもがいることだけかもしれません。龍安寺の石庭の蹲の言葉「吾唯足知」。好きな言葉です。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(長文深謝)

2005.05.06 15:32 URL | nasubi #- [ edit ]

復活してくださって安心しました。
ずっと心配してました。

お話を読んだときは、何と言葉をかけてよいのかわからなくて
何もコメントできずにすみませんでした。

早速カキコもありがとうございました。
元気なkuroさんにまた会えてうれしかったです。
今後も無理せずブログを続けてくださったらいいなあと思います。
新しいサイトも応援してます。

2005.05.09 22:58 URL | えみ #IX85jQMY [ edit ]

>nasubiさん
お久しぶりです。

皆さん立場が違うので、今回の件で思うことも様々でしょうが、ボクは心から「書きたい」と思って書けるようになるまで、更新するのを控えていたということなんです。「もういい加減書かなきゃ」という義務感で書くのか、それとも「書きたい」という衝動に突き動かされて書くのか、その違いはボクの中ではとても大きいんです。義務感から生み出されるようなクォリティの低いものを書き連ね、惰性で更新するような行為の方が、むしろ読む人に対して失礼ではないかと。自分勝手なポリシーを振りかざすワガママ男ですが、この点については直りそうにありません。
今は楽しんで書くことができますから、もう大丈夫だと思います。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。

2005.05.09 23:03 URL | kuro #- [ edit ]

>えみさん
そういえばえみさんも犬が大好きでしたよね。
犬好きの人にとって、あの記事はかなり酷でしたよね。ごめんなさい。
でもやっぱり犬って素晴らしいなと、今頃になって実感してます。生きているときに与えてくれるものも大きいけれど、それは死んだからといってなくなるわけではないんですね。えみさんも帰ったときはたくさん遊んで、かわいがってあげてください。

2005.05.09 23:34 URL | kuro #- [ edit ]












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