corsappoi blog

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | trackback(-) | comment(-) |
ボクは打ち合わせなどでほとんど毎日どこかに出掛けるのだけれど、実務的な仕事は自宅でこなしている。自宅にいても仕事中なのであって、つまりお休み(遊べる)ではないのだけれど、子供にとってはその違いがわからない。これは在宅仕事をするうえでの厄介な問題の一つだ。ボクと同じように悩んでおられる方も多いことだろう。
我が家は結構厳しく躾けているので、五歳になった息子もようやく「諦める」ということを知ったようだ。「ダメなものはダメ」である。リビングで遊んでいたりして、どうしてもパパに伝えたいことがあったのだろう「パパー!」と叫びながら廊下を走ってくる途中でハッと思い出し、無言で戻っていく気配を感じることも多々ある。そういうときは、キリのいいところまで仕事をやっつけてからリビングに行き、「どうした? 何があった?」なんて聞くようにしている。それで十分だと思っている。
しかしそんな厳然たる態度で息子と対峙する平日のボクではあるのだけれど、どうしても心動かされるアプローチというのはある。
「ねぇ、お天気もいいしさ、パパと一緒に自転車乗りたいな……」
これだ。自転車乗りであるボクにとっては堪らないアプローチ。すべてに目を瞑り、すべてを許容してやりたくなる最強の一言だ。妻子持ちでない人には理解しにくいかもしれないけれど、たとえば意中の女性に「あなたしか知りたくないの」なんて潤んだ瞳で囁かれるようなレベルとでも解釈してほしい。
ダメダメなボクはそんな甘言に心揺さぶられて、今日も平日だというのに息子と自転車を楽しんでしまった。今のところ仕事もそんなに忙しくないし、たしかにいい天気で暖かいから、まっ、いいか、と。ワイフも「今日はこれから吉祥寺にお買い物に行きたいから、ちょっとだけ面倒見ててあげて」なんて言う。いつもならば「ちゃんと面倒見ろよ!」と食ってかかるのだが、ボクもすでに自転車モードである。「うんうん、行っといで」なんてニコニコ顔で答えるのだ。
お昼過ぎには仕事の区切りをつけ、ロードレーサーのタイヤに空気を入れて出発。今回のプチ・ツーリングのテーマは「玉川上水を少しでも遠くまで走る」だ。前回、はじめて一般道を走った際にも、玉川上水沿いにかなり進んで行ったのだが、今回はそれを上回る距離にチャレンジしようというのだ。
玉川上水は三鷹駅を横切るように流れている。今日はその三鷹駅南口を起点に走りはじめた。前方確認、一時停止、キープレフトと怠ることもなく、一般道走行の基本はすでにマスターしたようだ。二回目にしては上出来といえよう。玉川上水に沿ってひた進み、ほどなくイノコウの西園に到着した。ボクがベンチで休んでいると「もう行こうよ。はやくデコボコ道のところに行こうよ」としつこく促される。仕方なく10分ほど休んで、再び走りだした。
息子は水を得た魚のごとく、すいすいと悪路を突き進む。段差に斜めに進入してハンドルを取られ、転倒したけれども泣かなかった。すぐに起き上がって何事もなかったかのように走りだす。どうやら楽しくて仕方ないらしい。道の両側から木が張り出しているようなところでも、左右に5cmずつのスペースを残してクリアすべく、ちゃんとラインをトレースしている。そういった難所をクリアしたあとでは必ず後ろを振り返り、ボクがちゃんとついて来れているか確認する余裕まで見せてくれる。
ずいぶんと走り、三鷹市と杉並区の境となる牟礼橋まで来た。今日はもうここまで。ちょうどワイフから携帯に電話が入る。吉祥寺で買い物が済んだから、これからこちらに来て合流するのだという。イノコウの西園で待ち合わせをした。早速「牟礼橋まで来た記念」の写真を撮り、引き返すことに。
西園に着いてしばらくベンチで休んでいると、ワイフが楽しそうに手を振りながらやってきた。何やらいろいろと買い込んだものを抱えている。
「はい。バレンタインのプレゼント」と言って、ボクと息子にそれぞれマフラーとチョコをくれた。いやマフラーについては何か編んでいるらしいことは察知していたけれど、バレンタインデー用だとは気づかなかった。吉祥寺に買い物というのも、パルコの横にある例のベルギーのチョコ屋に行くためだとは思わなかった。ボクも世間一般的な職場における2月14日のウキウキのようなものとは距離を置いて久しいので、てっきり2月14日は「パンターニ命日」としてのみインプットしていたのだ。
こんな状況を予想だにしなかったボクは、あまりにも嬉しかったので舞い上がり、ついつい調子づいてワイフに聞いた。
「愛してるのか」と。
ワイフは「うん」と答えた。なんだそうかそうだったのかぁ、いやそれは知らなかったよとーさん参ったなーもーペシペシと。たまにはこういう日があってもいいのかもしれない。

20050214203256.jpg

スポンサーサイト
2005.02.14 23:29 | family | trackback(0) | comment(6) |

いやん★
どことなくエロ~スな香り漂う終わり方じゃないの。ウフッ。

2005.02.15 22:19 URL | dekikaketa #- [ edit ]

あ、いや、その手の展開は期待しないでください。何もありませんでしたから。
「今日は何の日か」というと、そう、dekikaketaさんのご降臨節でもあったのですよね。楽しく過ごされたようで何よりです。

2005.02.15 23:24 URL | kuro #- [ edit ]

なんかいい写真だなー。
うるっとクルものがあるなぁ。

子供いないんだけどね、おれ。

2005.02.16 01:41 URL | ルネ #sJN6ways [ edit ]

>ルネ
じゃあさ、これで息子の隣にウチのビーグル犬のベルナールが並走してたりしたら、どうなる? で、息子の走るスピードに合わせようとして、横をちらっちらっと確認してる瞬間とかだったりしたら、もうどうする? ま、想像しただけで間違いなく号泣だろうな。
で、ルネはバレンタイン、何かいいことあったの?

2005.02.16 02:16 URL | kuro #- [ edit ]

私は女友達(同業者)と吉祥寺の飲み屋で、隣のテーブルににベルギーのチョコ屋の紙袋を持ったカップルがいるにもかかわらず「男ってホントバカだよね」などとジョッキ片手にのたまっておりました。ああ…。
あと彼女に井の頭公園を案内してあげてたので、もしかしたらすれ違っていたかもしれませんね。

2005.02.16 10:56 URL | 123 #- [ edit ]

>123さん
すれ違っていたとたら、チョコ2個ゲットだったのだろうか……などとあさましい想像をしてしまうボクです。
バレンタインデーに女二人で飲み屋でクダ巻いてる図を想像してみましたが、どうしようもなく寂しかったら声をかけてください。息子でよければお貸ししますから。

2005.02.17 01:54 URL | kuro #- [ edit ]












管理者にだけ表示

trackback URL↓
http://corsappoi.blog3.fc2.com/tb.php/28-e12d95c0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。