corsappoi blog

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | trackback(-) | comment(-) |
目が覚めて外を見ると、薄曇りの様子。
昨夜、東京自転車生活さん多摩サイ日記を見たおかげで、走りたい願望がピークに達していた。空を見上げてしばし迷ったものの、やはり敢行することに。
nasubiさん的に言うならば「なりきりファッサ」、しかもボンディングとサーモドレスによるコルサっぽい完全装備で多摩川へ出発した。
と、走り出して気づいたのだけれど、いつもと何かが違う。明らかに違う。あ、今日は天気が天気だから、いつもと違ってイエローレンズのサングラスしてるからかな? とかいろいろと考えて、多摩川に着いたあたりで気がついた。ほんのりと、春の陽気なのだ。空気が、匂いが違う。そのことに気づいたとたん、もう脳みそまで春の陽気になった気分。いつもよりペダリングも軽やかに、あっという間に是政橋に着く。冬場は多摩サイのみと決めているのだけれど、絶好調な陽気にスピニング全開で気をよくしたボクは、そのまま左折して稲城に向った。
稲城はボクにとって、さまざまな思い出が詰まった場所だ。大学時代に稲城の近くに住んでいたこともあり、買ったばかりのフルカンパ仕様のPIAGGIO Bianchiを駆って一帯を走り回っていた。当時まだ未開拓だった稲城は、ロードレーサーにとって天国といっても過言ではなかった。街道のダンプが落としていく砂利が路肩に溜まり、そのせいでコケたりすることも多かった。でも、それも楽しいうちだった。純粋に、心底自転車に乗ることを楽しんでいた時代。もうかれこれ20年以上も前の話だ。
そのうちアルファビルというチームができた。日曜日の午前中に大井埠頭に集まって10周するのが基本なのだけれど、やがて本気でレースに取り組むメンバーも増えてきた。そこでボクは平日の練習にお勧めのコースとして、連中を稲城に連れて行ったのだ。みんな稲城に通いはじめ、ハマった。そしてボクも知らなかったような名所を次々と見つけてきては、勝手にネーミングするようになった。たとえば「稲城のロンバルディ」。周囲の景色や荒れた路面なんかが、いつかミロワール誌で見たロンバルディそのものだったことに由来する。今でもその道路は存在するものの、がけ崩れだかなんだかで通行できなくなってしまった。あとは「ロータスの壁」。ご存知ベルギーのレース、リエージュ~バストーニュツール・デ・フランドルの名所「コッペンベルクの壁」をもじったようなネーミングだけど、稲城に何箇所かある壁のような激坂のなかでも、最も勾配がきつくて長い直線の坂だ。で、その坂の途中にロータス・ヨーロッパがいつも停まっていたからというのが由来らしい。いずれにしろ、安易で子供っぽい印象は否めないのだが……。そんなふうに、ボクらは愛着をもって稲城に通っていた時期がある。
楽しい時間はあっという間にすぎる。1990年に日本で自転車世界選手権大会が開催された。そのお祭り気分の余韻が冷めるのと同調するかのように、ボクにもアルファビルの連中にも変化が訪れた。
ボクは自転車雑誌の編集者になった。土日はもっぱらレース取材。自分の担当するリポートやインプレの取材で走ることはあっても、それは仕事のためだ。いつしかボクは仕事のためだけに走るようになっていた。
中野(yottan)はサーティワン・ジャイアントに移ってしばらく走ったけれど、早々に選手としての自分の力量に見切りをつけて引退。小守スポーツマッサージを経てイタリアへ渡った。ビアンキ好きが高じて、自由が丘にLa Galleria Bianchiなるイタ飯屋を開いたヤツもいる。上野にあるY系列の自転車店ASAZOの現店長も、ボクらの仲間の一人だ。それ以外は業界的な公人ではないのでここでは控えることにするけど、みんなそれぞれに自分の人生を見つけ、歩んでいる。
あの頃は楽しかったな……と、久しぶりに稲城に向う途中、ボクはそんな様々なことに思い巡らし、ノスタルジックな感傷に浸りながらペダルを回していた。

で、肝心の走りはどうだったのかというと、いやそれはもう久しぶりですから。いきなりの激しいアップダウンにヒーヒー言わされ、ボクの体内は春の陽気を通り越して初夏に近かったような。
あくまでもイメージしていたのは、jinxさんみたいな走りの実現だったのだけれど……。

20050209161403.jpg


追記:
ボクは常日頃から自分の記憶力の低さを痛感しているのだけれど、こと自転車に関する記憶力に限ってはなぜか自信があったりする。もちろん根拠はない。困ったものだ。
だから単なるボクの勘違いや間違ったインプットなどによって、事実と異なる記述が存在する可能性があるかもしれないという前提で読んでいただきたい(開き直りか?)。そして、もしそういう箇所を見つけたときは、遠慮せずに指摘していただきたい。
じつはこのエントリーの「コッペンベルクの壁」の記述について、MASAこと三船選手が反応してくれた。
>リエージュ~バストーニュ~リエージュの直線の登りは一つめのGPM「サンロッホ」
>もしくは名物登りの「ラ・ルドー」のどちらかです。
>コッペンベルグはフランドル一周です。
まさしくそのとおり。彼は6シーズンをベルギーのチームで過ごしているだけあって、さすがに詳しい。しかも非公開形式で教えてくれるなんて気遣いまで。三船君ありがとう。
スポンサーサイト
2005.02.09 20:05 | corsappoi | trackback(1) | comment(6) |

今日は春の香りのする1日だった訳ですね。
ビルの中にいると全然感じません・・・・
四季の多摩川を走ってみて、季節を感じることが素晴らしいことだということを、多摩川は教えてくれました。
自転車って面白いですね!私は16歳以降ずっと、自動二輪車乗りでしたので、遅くに目覚めた自転車にはまっています。また、多摩サイでお目にかかることもあるやも。
その時は宜しくご指導くださいませ。

2005.02.09 21:28 URL | えてぽん #mQop/nM. [ edit ]

>えてぽんさん
こんばんは。BlogPeopleで被リンクされていたことを知ったのですが、一応ボクの方も登録しておきました。サイト名「ET」なんてなってますが、いいですかね?
ボクは今では平日の時間が空いたときしか走らないのですが、グレーのTime HELIXに乗って、腰が痛そうな感じで走ってます。ちなみに格好は、リンクしたページの写真の通りです(冬場限定ですが)。気軽に声をかけてくださいね。決してコカしたりはしませんから。

2005.02.09 23:37 URL | kuro #- [ edit ]

私も多摩川沿い、たまに走りますよ。
赤のMTBとBD-1がセットになって走ってたらそれは私です。

2005.02.10 00:32 URL | くとるー #- [ edit ]

リンク登録有り難うございます!
ETって例の映画みたいっすね。よく考えたら(笑)
私はLOOK381iのCSCカラーのオヤジです。お手柔らかに!

2005.02.10 00:42 URL | えてぽん #mQop/nM. [ edit ]

>くとるーさん
コメントありがとうございます。
ちなみに勝手にBlogPeopleに登録もしちゃってます。ご了承ください。
えーと、シチュエーションがよく見えてこないんですけど、セットでって、一人で? 違いますよね……。じゃあ、誰と? と、地雷でも踏む覚悟で質問してみたりして。

2005.02.10 00:53 URL | kuro #- [ edit ]

>えてぽんさん
申し訳ない。リンクし忘れてました。
自分でリンクし忘れたことを忘れて、どこだどこだと探し回ったおバカさんです。
ここです。
http://blog3.fc2.com/corsappoi/blog-entry-12.html

で、LOOKのCSCチームカラーですか。LOOK社とTIME社は宿命のライバル同士ですので、もしかしたら本能的にコカしてしまうかもしれませんが、えてぽんさんは別ということで。インプットしときました。

2005.02.10 01:04 URL | kuro #- [ edit ]












管理者にだけ表示

trackback URL↓
http://corsappoi.blog3.fc2.com/tb.php/23-49adf4f9

自転車な週末 多摩サイ日記
週末になると自転車に跨って自分を取り戻している私がいます。...

2005.02.10 01:09 | 東京自転車生活

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。