corsappoi blog

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ここのところ世間を賑わせている郵政民営化について、社会派な視点からツッコミ入れてやろうというつもりはない。と思って書きはじめたんだけれど、一言二言、やっぱり言わないわけにはいかないな。
ボクは郵政民営化には賛成だ。とくに問題なのが郵貯。一部の特権階層の連中のマネーロンダリング機関のように使われている観が否めないからというのが一番の理由だ。ブラックボックスだった郵貯の蓋を開けられると困る連中と、こじ開けることで相手を蹴落とし覇権を奪おうとする連中の綱引きを見ていると、結構滑稽で楽しいなと感じたりもする。どっちもどっちなんだけど、一度その中味を見てみたいものだという好奇心の方が勝る。国民年金も厚生年金もNHK問題もそうだったけど、巨大マネーがシステマチックかつオートマチックに集まるようなところには、良からぬ巧みをする猛者が群がり、ひしめきあっているものだ。
とは言っても、さんざん郵貯の甘い汁を吸ってきた連中にはほとんど実害は及ばないというのも世の常なんだけど。上手く立ち回れなかった誰かがスケープゴートにされ、吊るされ、叩かれ、葬り去られる。「問題の全てはそいつにある。はい、お終い。チャンチャン」といういつものパターンだ。
実際に民営化されることで一番被害を被るのは、末端の職員たちなのだろうな。雨の日も雪の日も台風の中でも、赤カブや赤チャリで走り回る人たちとか。地味ではあるけれど、なくてはならない仕事だからと頑張っている人たちとか。そう考えると、政治的な綱引きをショーに見立ててニヤニヤと観戦しているわけにもいかないんだろうね、と。

いやボクはこれでもかなり社会派なので、語りだしたら止まらない。そろそろブレーキをかけないと、もうどこまでも滑り続けてしまうおそれがある。なのでここまで。いよいよ本題。
ついに、やっとこさ例の本が刷り上ってきた。はぁ……長かった。
これでもう、あの信じられないトラブルを繰り返す中堅印刷会社のアホで間抜けな担当のニヤけたツラを見なくても済むわけで、もうそのことだけでもボクはかなり嬉しい。
刷り直した本のサンプルを手にとって、丁合ずれはないか、カバーの巻き具合はどうか(キツすぎても緩すぎても読みづらい)、懐疑的な眼差しで何箇所か確認する。今度は大丈夫だ。なんだやれば出来るじゃーん……って、ちゃんとやれて当たり前なんだけどね。仕事ですから。
しかし、だからといって「終わった終わったー!」などと浮かれ、開放感に浸りきってていいのかというと、そうではない。その本をアメリカに送る手続きがまだ残っているのだ。ウチは運賃は実費しか貰わない主義なので、そこではじめて運送料金なるものを確認してみたのだけれど……高い、高いよクロネコちゃん。
じつはボクは例の郵政民営化に伴う郵政公社のサービス拡充とやらを実施した際のクロネコヤマトの主張に諸手を挙げて賛成した一人だ。そもそも「民業を圧迫しているから民営化する」というのも民営化を推進する側にとっての大義ではなかったのか。なのに、やっていることは「さらなる民業圧迫」以外の何ものでもない。税制面で優遇されている公社が民間と価格競争し、圧倒的な差をつけて市場を独占しようとするアンフェアな姿勢は、騎士道のスポーツを好むボクには許しがたいのだ。それにクロネコヤマトは自転車に気を遣って運転してくれているようだから、自転車乗りとしては肩入れしたくなるしね。企業姿勢だって素晴らしいじゃない。以下抜粋にて。

【5】 人命の尊重
  ヤマトグループは、人命の尊重を最優先し、常に安全の達成に努めます。
【6】 法の遵守と公正な行動
  ヤマトグループは、常に法と社会的規範を遵守し、高い倫理観をもって公正に行動します。
【8】 働く喜びの実現
  ヤマトグループは、各人が自律性と自発性を発揮し、常に働く喜びに満ちあふれ、社員と家族が夢と誇りの持てる企業をめざします。

言えるだけでも素晴らしいと思うのだけれど、おそらく本気で実践しているんだろうね。だからボクは小包以上の運送はクロネコヤマトに頼むことにしている。頑なに。にしても、高い。海外への航空便でなおかつ書籍という超重量物であり、しかも第三種の郵便物でもないわけだから、これはもうべらぼうに高くなるのはわかっているけれど、それにしても高すぎる。ボクは頑なな心をちょっとだけ和らげてみて、郵政公社のサイトを覗いてみることにした(何とまあ都合のいい)。
すると、何とまあ安いこと。あんたすごい安いよ! まるで叩き売りだね。一冊300グラムの本1000冊で……ほぼ倍近い差が出る。何十万もの金額差を見て見ぬふりして、それでもクロネコちゃんを可愛がるべきかどうかなど、もはや考えるべくもない。
ごめん、クロネコちゃん、本当にごめんよ。君を可愛いと思う気持ちに偽りはないんだけれど、でも今回だけはボクの浮気を許して欲しい。などと未練たっぷり風を装いつつ、三鷹郵便局に集荷予約の電話をするボクなのだった。
こうやって商業主義的なモチベーションに従うことで、ボクの騎士道精神が少しずつ削り落とされていくのだろうな……と、そう考えるとちょっと寂しい気がした。
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2005.02.08 19:27 | journal | trackback(0) | comment(0) |












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