corsappoi blog

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前回の「TOJに行ったリポート」は、さすがにダラダラ感が否めない。いくら個人的なブログとはいえ、お見苦しいかぎりだなぁと反省。ああやって際限なく書きたいことを書きたいだけ書きまくるような癖がついてしまうと、今後の仕事にも悪影響を及ぼしかねない気がするので、すくなくとも今日のところは簡潔にいこうと決めた。

今日ボクがフィーチャーしたいのは、ずばり「サイトー」だ。そう、TOJ東京ステージの会場でボクを前にコメツキバッタと化していたデカイ男の話である。
彼は図体がデカイわりには気が小さい、声が小さい。歩幅は狭いし、そのうえ内股で歩きやがる。ズボラなわりにはどうでもいいような小さいことにこだわる。そのくせ、こだわるべきところにはこだわらない。こっちはやることを山ほど抱えながらも必死な形相で原稿を書いているというのに、その様子を夢見心地な表情でボーッと眺めていたりする。サイトーはそういう男だ。
エディタースクールに通いながら将来を夢見る学生アルバイターにとっては酷な現実だったかもしれないけれど、編集部というのはまさに鉄火場である。そのことをいつまで経っても理解しないサイトーは、常に、ボクに怒鳴られていた。

1回目 「サイトー、ちょっと……」
2回目 「サイトーーーー!」
3回目 「サーーイーーートーーー!」
4回目 「てめぇ、サイトー!」
5回目 「てめぇ、この野郎!!」
6回目 「ちょっと来いぃぃっっ!!」

という具合に10段活用までいくわけだ。終いには、ボクがなかなか原稿が進まないことに苛立って、あくまでも個人的に「チッ!」とか舌打ちするのにまで過敏に反応し、ガバッと椅子から立ち上がって「はいっ!」なんて答えたりする。サイトーはそういう男だ。
締め切りを目前にして疲れが溜まりすぎ、怒鳴る気力さえ起こらなくなるようなこともある。サイトーはそういう微妙な変化を察知する繊細さも持っている。優しいのだ。たしかに優しいのだけれど、でも、だからどうした。彼はニヤついた顔でのそーっと現れて、「あはっ、今日はどうしちゃったんですかー?」と来る。ボクからすれば挑発としか取れないような発言だ。自分の怒鳴られる頻度をボクの健康のバロメーターのようにとらえているのか、こいつは……と。そう考えると、無理を押してでも怒鳴ってやりたくなるというものである。サイトーはそういう男だ。
そんなサイトーだが、百回に一回ぐらいは役に立って褒められたりもする。でも褒められたとたんに気が緩み、想像を絶するような、ありえないレベルのヘマを仕出かす。それが、サイトーなのだ。

そんなサイトーとおよそ9年ぶりに再開したわけだが、彼は今、大手総合商社資本の某IT企業のプロデューサー職にあるらしい。すごいね。でも、だからどうした。ボクの目の前で萎縮し、コメツキバッタのようにヘコヘコするサイトーは、相変わらず昔のサイトーのままだった。ボクはそれを見て、ちょっと安心した。「うん、サイトーはそれでいいんだよ」と思った。
後日、メールのやりとりでこのブログのURLを教えたのだけれど、喜びのあまり舞い上がったサイトーは案の定、不用意なコメントを残しやがった。ボクは「サイトーらしいな」と思いながら、自らのブログのコメント欄でドカーンと雷を落としてやった。そのあと届いた何通ものお詫びメールもサイトーらしかった。彼の希望で一連のコメントはすでに削除してしまったのだけれど、たぶん見た人は引いただろうな(申し訳ない)。でも、じつはボクは怒るどころか、むしろ嬉しかったのだ。
サイトーはそういう男なんだから。
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2005.05.26 20:18 | my favorite | trackback(0) | comment(2) |
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このところ、ボクはまるで研究者のように仕事部屋に篭りっきりだ。あまり没頭しすぎるのもいかがなものかと内心では思っている。本当は気分転換に散歩程度はした方がいいのだろうけれど、そんな時間はない。もったいない。だから、せめて音楽(いわゆるBGM)ぐらいは欠かさないようにしている。
ボクの聴き方は、「今日はUK SOULだ!」とか「今日はMOTOWNでしっとりと」とか、その日の気分でジャンルを決めて10枚ほどCDをピックアップし、デスクの上にドサッと積み上げては片っ端から聴いていくというスタイルだ。じつは節操のないことに、ボクはバロック以前のルネッサンスからラップまで何でも好んで聴くという雑食なので、こういうやり方で聴き倒していくのが最も適しているらしい。
「やっぱロックだぜ! ロック命! ロック最高!」みたいな、頭のてっぺんからつま先までロックな人生に憧れないこともないけれど、むしろ雑食的にさまざまな音楽を楽しめる自分の方が幸せだと思う。ただ、何でも受け入れる雑食だからといって、それはこだわりがないということではない。それに、特別な思い入れを抱かずにはいられないアーティストだって存在する。まず、バロックならばバッハだ。これはボクにとって「命」に近い存在かもしれない。ロマン派の時代ではブラームスが最高。とくに鬱に効くらしいから、それっぽい傾向にある人にはお勧めだ。ロマン派の次はいきなり現代に飛んで、ビートルズ、ジョン・レノン、スティーヴィー・ワンダー、ジギーの頃からのデイヴィド・ボウイ、ポール・ウェラー、10CC、レニー・クラヴィッツ……と、これまたきりがないのだが、こうやって名前を列挙してみると、どうもボクは型にはまらないというか、アルバムごとに作風がコロコロ変わるタイプのアーティストを好む傾向にあるようだ。
なかでもとりわけコロコロ変わる代表格がポール・ウェラーといえるだろう。ジャム、スタイル・カウンシルを経て、現在はソロとして活動中の彼だが、そもそもはパンク・ムーヴメントを追い風にモッズ路線をひた進み、それがいつしかロックとなり、スタイル・カウンシルではただのオシャレさんになり、ソロになると今度はR&Bに限りなく近いロックに出戻るという流転の約30年間(まだ終わったわけでははない)。そんな彼の音楽は、半端に聞きかじった程度の批評家たちからは常にこき下ろされきた。「ポリシーが一貫してない」だの「前作に比べて云々」だのと。けれども、ボクには彼の根底にあるスピリッツが理解できるので、誰が何と言おうと聴き続けてきた。ボクにはわかるのだ(気のせいかもしれないが)。彼の表現しようとする音楽のレベルは、おそらくものすごい高みにあって、それがゆえに、往々にしてジャンルの枠組みを超え、ファンの期待するレベルを超え、批評家たちの想像をも遥かに超えてしまうということなのだと。
「ロック」とか「ジャズ」とかいうのは、あくまでも音楽を表現するための手法にすぎない。そもそもがジャンル分けなんて、音楽に経済活動をさせるために後付けしたものでしかないのだ。肝心なのは表現そのものであって、手法ではないはずだ。だから、あるときはパンク系ロック、あるときは正当派のロック、そしてあるときはアシッド・ジャズ、で、何が悪いのか? むしろファンのご機嫌を伺いながら、ファンの期待する程度の範疇に自らの表現を留めておくことの方が不自然ではないのか?

じつは、今日はポール・ウェラーの日(その第1弾)だった。本当は仕事に没頭するべきなのに、そんなどうしようもないことを延々と考えさせられながら、1977年のジャム「In The City」から聴きはじめて、1984年の「Our Favorite Shop」まで来た。そこまで来て、ボクは重大なことに気づいた。「これじゃあ仕事にならん!」という事実だ。まったく余計なことばかり考えてしまうだけでなく、ついつい聴き入りすぎて疲れてしまうのだ。残念だけど、君はBGM向きではないんだなポール君……。
「手を抜く方が疲れる」とは、かのキムタクの「名言」として広く知られるところである。キムタクがそう言ったところで、安易にリスペクトできてしまうようなメンタリティは持ち合せていないけれど、ポール・ウェラーあたりが言ったとなれば話は別だ。素直に「なるほどね」と頷けるだろう。
聴いてもらえるはずだった残りのCDを片付けながら、ボクはあらためてポール・ウェラーの偉大さを確認していた。
2005.05.18 09:56 | my favorite | trackback(1) | comment(4) |
どうしたことか、今年は正月が明ける間もなく、死にもの狂いの忙しさ。ここ一週間はろくに寝ていない。せっかくブログをはじめたにもかかわらず、更新すらままならぬ状況だ。そんなわけで、今年になってはじめてデイリーズカフェに行った。そう、サロンというかカフェというか、中央線沿線に住む流行に敏感なオサレさんだったら、たぶん小耳にはさんだことぐらいはあるだろう、あのデイリーズだ(いやべつにボクはその手のオサレさんではないんだけどさ)。
しかし悲しいかな、その目的は仕事である。店内に入ると先方のDTPオペさんはすでに席に着いていたため、ホール担当社員の鈴木君と新年の挨拶もそこそこに打ち合わせ突入。テーブル上にノーパソだのラフだの原稿の打ち出しだのを広げまくり、終始ビジネスライクな話で粘ること三時間! その間、飲んで飲んで(コーヒーだけど)食って食った。
「そういう店じゃーないでしょ!」とお叱りを受けそうだが、何しろウチの事務所から最短距離のお店だしぃ、ウザいガキはいないしぃ、くつろげるしぃ……で、さらに「回転率重視」という経営側のコンセプトが、こちらの目線からも見えてしまうようなお店は避けたいわけでぇ、そうなるとやっぱりデイリーズになるのだ。

そういえば、新しく女の子が入った様子。ちょっとサイトでもチェックしてみるかな……と、へー、さゆりちゃんていうのね。いつもニコニコしていて楽しそうだった。先ほどの鈴木君といい、ケーキコーナーの森さんといい、デイリーズの店員さんはいつもニコニコしている人が多い。ボクの経験上だけど、いいお店の店員さんは概ね楽しそうに働いているものだ。逆に店員さんがつまらなそうに働いているお店で、いいサービスを受けた記憶はない。ニコニコは楽しいの象徴である。楽しくもないのにニコニコは出来ないわけで。従業員からして楽しく働けないようなお店で、客が楽しめるはずもなかろうというのが持論だ。そんなこともあって、プライベートだろうと仕事だろうと、ボクの足はデイリーズに向いてしまうのだ。
もしもデイリーズがなかったとしたら、ボクの三鷹ライフの楽しさは半減するといっても過言ではないな。


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2005.01.12 23:26 | my favorite | trackback(0) | comment(0) |
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